2024年に読んだ本
今年読んでよかった本を紹介していく。去年はこんな感じだった。
現代経済学の直観的方法
会社でおすすめ本として上がっていたので買った。なぜ貯蓄をすると経済が衰退するのかという疑問に答えてくれる本。 なぜ資本主義が止まらない構造になっているのかがわかりやすい。少し前に「21世紀の資本」が流行ったと思うのだけれど、こちらはぎゅっとまとまっている。 本によると、第一章を読めばマクロ経済学の理解に自信を持って良いとのこと。私は経済学を専攻してこなかった人生なのだけれど、謎の自信を持とうと思います。
ルポ 路上生活
実際にホームレスと同じ生活をした体験ルポ。本屋に平積みになっていて、ジャケ買いした。 地域(この本では東京に焦点が当たっている)によってホームレス社会がガラリと違うのだそうだ。新宿と上野が例として挙げられており、それぞれ実際に生活した体験が書かれている。 炊き出し場所を徒歩で回り、1日7食炊き出しツアーをする「鉄人」をはじめとした個性的な人々が登場する。綺麗事では片づかない大きなお金の流れがあることも知った。炊き出しを行う団体にもそれぞれの思惑があり、ホームレスの人々もうまく利用している。
イーロンマスク 上下
イーロンマスクの伝記。スケールの大きい話が多いので、読んでいてワクワクするのはもちろん、不意に彼のエンジニアリングの哲学が差し込まれるのが刺激になる。 なぜやらないのかを徹底的に追求するスタンスは凄まじい。
要件は、すべて、勧告として扱え。それがマスクのやり方だ。疑う余地のない要件は、物理学の法則に規定されるものだけだ、と。
こんなこと言われたら、何も言い返せない。
読んだ本
漫画とラノベを含めるとまとめきれないので、それ以外。 ラノベは「新訳 とある魔術の禁書目録 11」が個人的に良かった。もう禁書目録シリーズは十何年も追っていていて、パワーバランスがインフレしており、科学サイドの比重が小さくなった印象があり途中で微妙になることもあったのだけれど。 漫画だと、「ダーウィン事変」をここずっと読んでいる。アニメ化するとか。
以下は読んだ本のリスト。
- 図解即戦力 債券のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書
- 効率的なGo ―データ指向によるGoアプリケーションの性能最適化
- 脳に収まるコードの書き方 ―複雑さを避け持続可能にするための経験則とテクニック
- ユニクロ
- スタッフエンジニアの道 ―優れた技術専門職になるためのガイド
- BNPL 後払い決済の最前線 急成長する市場と日本・世界の先進事例50
- 絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み
- 家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
- 住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本
- コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった
- エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法
- 間取りの方程式
- 人生が整うマウンティング大全
- 図解即戦力 為替のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書
- お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音
- 子どもが体験するべき50の危険なこと
おわりに
「私の持論」とあるが、私がことばを語っているときにことばを語っているのは、私が身につけた語彙であり、私が聞き慣れた言い回しであり、私が先ほど読んだ本の一部です。
私が普段書いていることは、私が読んだ本の一部であり、私が聞き慣れた言い回し。